
物価が上がって節約を意識する人が増える一方で、「ボーナスくらいは楽しみたい!」という声も聞こえてきます。厚生労働省によると2024年の夏のボーナスは41万4515円と前年と比べて2.3ポイント増加しており※1、2025年も上昇が予想されています。ボーナスの使い道としては、貯金や預金、生活費の充当などのほか、“ご褒美”として旅行や高額な買い物を選ぶケースも少なくありません。こうした消費行動を踏まえ、今夏のボーナス商戦において、分割払いがもたらす効果について掘り下げます。
「夏のボーナス」の支給額の推移と主な使い道
厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、夏のボーナスはここ3年連続で増加しており、毎年約2%の上昇幅で推移しています。また、ボーナスが支給された労働者の割合は、前年から4.3ポイントアップの84.3%に達し、2002年以来の高水準※2を記録しました。
ボーナスで得た収入は、貯蓄やローン返済などに充てられる一方、ご褒美消費にも積極的に使われる傾向があります。社会人1万5000人を対象に実施したアンケート調査によると、ボーナスの使い道として、「旅行・レジャー」(37.8%)が最も多く、「生活費の補填」(31.6%)「趣味・娯楽」(28.3%)「交際・外食費」(21.0%)と続きます。この傾向は過去の調査でも同様に見られます※3。
また、ボーナス支給時期には小売り各社のセールも活況を呈し、家電など高額商品の売上が伸びるほか、消費全体として「お財布のひも」がゆるみやすい時期といえます。
高まる消費意欲の裏に「メンタルアカウンティング」
「せっかくだからご褒美を買おう」「今しかできないことをしよう」。ボーナス時期のこうした消費者の心理には、「メンタルアカウンティング(心理的会計)」という行動経済学の考え方が関係しています。
メンタルアカウンティングとは、経済学者リチャード・セイラーが提唱した考え方です。人は同じお金でも「どこから入ってきたか」や「何に使うか」によって、”別々の財布”を作り、それぞれ異なるルールで管理する傾向があるというものです。
例えば、毎月の給料や生活費は「大切に使うお金」として慎重に管理するのに対し、ボーナスや臨時収入は「自由に使えるお金」とみなす、といった行動がメンタルアカウンティングに当たります。
ボーナスは特別な収入として扱われることが多く、それによって普段よりも旺盛な消費行動が生じるというわけです。
出費に対して「分割払い」がもたらす安心感
一方で、ボーナスは「特別なお金」とはいえ、全額を一度に使い切ることに不安を感じる消費者も少なくありません。「万が一の出費に備えて少しは残しておきたい」「一気に使って口座残高が減るのは怖い」といった心理が働くのです。このような消費者の心理に応えるのが、分割払いです。
分割払いには、以下のような効果があります。
ボーナスによって高まる消費意欲を後押しする
「一度に大きな支出をするのは不安」という心理的ハードルを下げる
計画的な支出管理を可能にする
夏のボーナス時期は、以前から購入を検討していた商品に手を伸ばしやすいタイミングです。
快適な暮らしを求める人には「高級マットレス」や「最新のベッドフレーム」
健康を意識する人には「フィットネス機器」や「マッサージチェア」
共働き世帯には「ロボット掃除機」や「乾燥機付き洗濯機」
料理を効率化したい人には「高機能オーブンレンジ」や「電気圧力鍋」
このように、その人にあった「生活の質を向上させるアイテム」を分割払いとセットで提案することで、より前向きな購入決定を促すことができます。分割払いは購入のハードルを下げながらも、計画的な支出を可能にする選択肢として多くの消費者に支持されています。
顧客体験に優れる決済サービスといえば、Smartpay
消費意欲が高まる夏のボーナス商戦において、事業者の売上を後押しするのがSmartpayです。手数料・利息なしで3回の分割払いが可能なデジタル決済サービスで、一度登録すれば、加盟店すべてでスムーズに決済できる利便性の高さが特徴です。
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